こんにちは。マイプレスの前田です。
今世間では、実在の企業名を装ったフィッシングメールが急増しています。
メールの件名も巧妙で、思わず開いてしまいそうになるものばかりです。

これらのメールは、大手企業やサービスを装い、お客様のIDやパスワード、クレジットカード情報などの個人情報を騙し取ろうとするものです。
巧妙な手口で送られてくるため、一見すると正規のメールと区別がつかない場合があります。特に最近では、以下のような差出人名でフィッシングメールが確認されています。


「大手企業になりすましている差出人」の一例です


apple
amazon.co.jp
イオン銀行
eオリコ
e-Tax
ETC-MEISAI
ETC利用照会サービス
えきねっと
エポスカード
ANAマイレージクラブ事務局
SBI証券
佐川急便株式会社
株式会社ジェーシービー
証券業協会
東京ガスからのお知らせ
日本放送協会
NOMURA
野村サポートデスク
野村證券
Visaカード
VisaJapam
株式会社ビューカード
VJAグループ
Vpassカスタマーサポートセンター
Vpass(VJA)グループ
prime
MyJCB
myTOKYOGAS
マスターカード
マネックス証券
ヤマト運輸株式会社
ヨドバシ・ドット・コム
楽天カード株式会社
楽天証券
LINE
りそなカード
りそな銀行  
※2025年4月20日 上記差出人10件追記


これらのメールには本物のようなロゴやリンクが含まれていることもあり、信じてクリックしてしまう方が後を絶ちません。

また差出人を「ストレージがいっぱい」のような名前にし、
件名を「電子メール アカウントのアクティビティ: あなたのアカウントは制限されています」のような内容でメールをしてくるフィッシングメールもあります。「メールボックスの空き容量を管理する」などのボタンをクリックして、メールのパスワードなどを送らないようにしてください。

フィッシングメールの特徴


  • 本物そっくりの「差出人名」や「メールアドレス」
  • 題名や本文内に「至急」「重要」「不正アクセス」など、焦らせるような文言が使われていることが多いです。
  • 本物の企業サイトに似せた偽のログインページへのリンク
  • 対応しなければいけないと思わせるような「情報を更新してください」「アカウントが停止されます」といった脅し文句

対策方法


  • メールの差出人だけで判断しないことが大事です。
  • 本物の企業名であっても、なりすましは簡単にできます。
  • メール内のリンクはクリックしないこと。
  • 正規のログインページへは、登録してるブックマークや自分でブラウザで検索してアクセスを。
  • 少しでも怪しいと感じたら、開かず、題名などで検索して情報収集したり、正規ルートからログインして確認を。

メールソフトの「フィルタ」設定で「迷惑フォルダ」に振り分けるようにしておくと、間違ってクリックしにくくなりますし、メールも整理出来るので便利です。

最近の傾向と注意点


最近のフィッシングメールは非常に巧妙で、受信拒否設定やドメインのスパム登録をしても次々と新しいドメインのアドレスから送りつけてくるのが特徴です。信じられないほどの数のドメインを生成し、常に新たなアドレスで送信されるため、完全にブロックすることは困難です。

したがって、大手企業を名乗るメールが届いても、すぐに信じずに、ログインが必要な場合はご自身が普段使っているブックマークや公式アプリからアクセスするようにしてください。また大手からのメールの場合はとくにメールに記載されたリンクをクリックしないことを習慣にして下さい。

最後に


誰にでも届く可能性があるフィッシングメール。
「自分は引っかからない」と思っていても、日常の忙しさや焦りの中で、ついクリックしてしまうこともあります。
冷静な判断と正しい対処法の習慣化で、フィッシングメールにひっかからないようにして下さい。